移住者のくらし

家は古⺠家。⽬の前は海。
理想の住環境とそこそこの便利が両⽴する暮らし。

鍼灸師 枝元 直正 さん 郷土館職員 るみ さん
玄関前で、笑顔の枝元さん、るみさんご夫婦

約30年前に岩内町に移住した、枝元直正さんと奥様のるみさんが暮らすのは、岩内の市街地から⾞で5分ほど⾛った、海沿いの⼀軒家です。何と、明治40年に建てられた番屋併設の住居を、雰囲気はそのままにリフォームしたのだそう。

枝元鍼灸療治院の看板。看板は一枚板で作られている。
枝元さんが施術をしている様子

ニシン漁に出稼ぎに来ていた⼈たちが寝泊まりしたであろう、今で⾔うロフトの部分や、⼤きな神棚がそのまま残り、⼀⽅で居住スペースには、味わい深い素敵な建具が現役です。

海の前に立つご夫婦

そして何よりも感動するのは、家の⽬の前に広がる海!枝元さんご夫婦がそこに⽴つと、まるでドラマのワンシーンのようです。岩内には、隣の共和町のお知り合いを通して住むことになったそうですが、今の暮らしについてお⼆⼈にうかがってみました。

インタビューを受けている笑顔の枝元さん

直正さんは、⾼校⽣の時に鍼灸師の仕事を知り、迷い無くその道に進んだそう。「格好いい仕事だと思いましたね」以来、多くの⼈を癒やしながら、鍼灸師の仕事に留まらずその活躍の場を広げています。特に⼒を⼊れるのは、⼩児はりや、それにつながる親⼦スキンタッチ指導、さらにサドベリースクール(⼦どもが主役のフリースクール)の⽴ち上げなど、お⼦さんに関わる活動です。

インタビューを受けている笑顔のるみさん

「都会ではできないけど、せまい町だから、繋がりの中でできることがある。⽣きがいができます」⼀⽅、奥様のるみさんは、3⼈のお⼦さんを育てて来た⽇を振り返ります。「最初は浜⾔葉が聞き取れなかったけど。ご近所さんから新鮮な⿂や野菜を頂くこともしょっちゅうで、夏にはウニがバケツで届いて驚きました(笑)。そんな顔⾒知りばかりの環境なので、⼦どもを⾃由にしてあげることができました。家にいなくても、誰かの家にいるだろうって(笑)。学校の⾏き帰りも誰かの⾞に拾われたり、私は運転ができないのでとっても助けられました」

インタビューを受けている笑顔のご夫婦

今は、町の郷⼟館にお勤めですが、そのきっかけも岩内ならでは。「移住してすぐ、興味があって通ってたら、働かないかって声をかけて頂いて」最後に、移住希望者に向けて⼀⾔頂きました。「都会との格差を受容して⽣きる必要はあります。でも岩内は札幌にもアクセス良く、今は移住の⽀援制度も充実。もしここで鍼灸師の修⾏をしたい⼈がいればそれも⼤歓迎です!」