移住者のくらし

キッチンカーで全道をめぐって⾒つけた、
⾃分が⼼から好きな町。

ごはんどころ Goen. 経営 和⽥ 浩輔 さん
お店の前に立つ笑顔の和田さん。「ごはんどころ Goen.」という木の看板が飾ってある

「岩内がダントツだったんですよね」
そう笑顔で話すのは、町内で「ごはんどころ Goen.」という居酒屋を営む、和⽥浩輔さん、29歳。
2024年の夏に札幌から移住してきました。札幌近郊の恵庭市の出⾝で、移住の直前は、⼤⼿宅配ピザの会社でキッチンカーを担当していたそうです。焼きたてのピザを届けるために北海道の各地をまわる中、岩内を訪れて気づいたことがありました。

「この町の⼈たちは、なぜこんなに⼈がいいんだろう。⾃分はここがダントツで好きかも」

店内のテーブルでインタビューを受けている笑顔の和田さん

それぞれの町に特徴や雰囲気がある中でも、岩内の⼈たちと交わす「楽しみにしてたんだよ」とか「お兄さん、次はいつ来るの?」という何気ない会話から、優しさや⼈を受け⼊れてくれる気⾵を感じたと⾔います。中にはケーキを持って応援に来てくれる⼈もいたのだとか。

店内のテーブルでインタビューを受けている笑顔の和田さん

「正直、それまで岩内をあまり知らなかったのに、キッチンカーで通いだしてからは、この地区の担当を離れたくなくて、誰にもゆずりませんでしたね(笑)」

店内にある冷蔵庫から飲み物を取り出す和田さん

学⽣の頃に⾒た、ホットサンドを介してシェフがたくさんの⼈に喜んでもらうという映画の影響で、いつかは飲⾷店を開きたいと思っていたそうですが、その舞台として、ここほどぴったりの場所はありませんでした。

いざ、移住を決意すると、何と、すぐに中⼼街の中に100万円の中古物件を⾒つけます。さらに、いくら受け⼊れてくれる⼟壌があるとは⾔え、知り合いも友だちもいない町で、不安だったところに、「移住者おはなし会」の存在を知り、さっそく参加してみたところ、知り合いいない問題も解決(笑)。今では、会の集まりも、「ごはんどころ Goen.」で開催しているそう。

店先にある「ごはんどころ Goen.」という木の看板
店内のテーブルでインタビューを受けている笑顔の和田さん

今は、⾃慢の餃⼦が⼤⼈気で、町の⼈たちの憩いの場にもなっているお店が⼤忙しですが、少し落ち着いたら、やりたいこともたくさんあると教えてくれました。

「夏にはキャンプもしたいし、釣りもやってみたいし、あと、お店の2階は⼿つかずなので、何かできないか考えたいし。それと、この岩内にもっともっと⼈が集まって有名になって、岩内町が岩内市になるなんて夢もあります!」

その笑顔からは、⾃分の居場所を⾒つけた⼤きな充実感が、伝わってきました。

昔の小さな女の子用の赤いバラのコサージュがついた白い靴。530円という値札がある。

お店の改装中、屋根裏から可愛らしい靴が見つかったそうです。
これも、岩内町への移住がもたらした何かの「ご縁」かもしれませんね。